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常にクリエイターでいたいがアーティスト傾向が高い人間の考えまとめ。自分が読み返して、面白かったりタメになったりしていますように

「おっさん」の反対は「クソガキ」でもある事

「うちの弁護士は手がかかる」を、Tverで家族が見ているのを自分は内容を聞きながら作業をしていた。

自分は番組のユーザーではないので(聞いた程度で毎週見ているわけではないので)、その視点も入る事を一応付け加える。

 

ムロツヨシ演じる主人公・蔵前勉が平手友梨奈演じる天野杏に、最後まで気を遣いまくり後味悪いなと思った。

気を遣いまくるのは天野杏だけじゃなく、今回のゲストの女子高生にもだし、またその女子高生の父親の勉の友人も家族に、最後までかなりの低姿勢だった。

 

「娘が自分と同じ大学を志望してくれたと分かった時本当嬉しかった」と言っていたが、家族のために一生懸命していた父親へ、二人が感謝する上みたいな具体的なエピソードを言って欲しかったと思った。

そうやってひたすら頭を下げる姿勢を貫かないと、【男も苦労してる。女に言いたい】を言えないのか?と感じたし、【女も苦労してる。男に言いたい】が通用しないと言う事か?

具体的に言えば、何万人も見ている地上波ドラマで低姿勢がないと、口をぎゃーぎゃー言う大勢のフェミニストの人からクレームが来るのか?と。

 

今回のエピソードでは少なくとも、まるでムロツヨシの素を反映しているのように、「おっさん」や「中年」も自称して、女子高生に自分の考えを言っていた。

が、その女子高生はエピソード内でひたすら「おっさん」属性内を言われてきたように、クソガキ(もしかするとそれにも及ばない範疇)である。

 

YouTuberエリート弁護士として成功した父親に、自分も優秀な学業納めないといけないみたいな、プレッシャーを父親にも与えられたからと、匿名で「死ねばいいのに」とかネットで彼自身に誹謗中傷をかけていた。

妻とその娘は遠慮しまくる父親に「言いたい事があれば言え」と責め立ていたが、娘にもちゃんと面と向かっていいなさいと、ムロ演じる勉は言う。

がそこで「と、おっさんは言いたいです」と自分を下げる発言をわざわざ付け加える。

 

普通に「何もつながりのない他人に一方的に下世話的に考えを言う」案件じゃないし、なぜブーメランとも最近流行りの指摘表現のを、明確にしないのか?と。

(フェミニスト・クレームもあるだろうけど、別に他の地上波ドラマでも、ブーメランである事を強調していたと思うので)

 

結局世の中はおっさんの反対は、おばさんだったり、ガキだったりする事を世の中が明確に言えていない構造が浮き彫りになっている。

バラエティ番組「有吉の夏休み」か冬休みでおっさんと言われているノブコブ吉村崇が、みちょぱに対して「ガキ」とか言ってて、(そうだ、「おっさん」とか言われているだったら、「ガキ」と呼んでもいいんだと思った。)

しかしみんな、その当事者属性も含めて叩きやすい属性が「おっさん」であって、「おばさん」や「ガキ」「クソガキ」は、叩きやすい属性ではない。

もっと言えば明確に問題化できる属性でもない。

 

誰かが『あなたが言う「おばさん」や「ガキ」もしっかり真面目である。』と言ったとしても、そりゃそうだ。でもそれはおっさんも同等だ。

悪い部分をひたすら強調化して、叩くは一昔前の「オタク」属性と同じだし、ドラマのムロとかみたいに低姿勢をいちいちする必要は、実際にない。

なぜそんな低姿勢になってるかというと、自分を守る為なんだけど、言いたい事がその分届かない。

 

今回のドラマで考えさせられる視聴者は多かったと思う。

しかし「おっさん」叩き表現がまかり通るなら、今回の女子高生みたいに言動が未熟。

そう言う世代が世の中や周りを嫌にさせるし、人を殺す(ドラマ内の父親がそれで死んでもおかしくないし、リアルなら芸能人自殺のように)事を強調させる為に次のように使ってもいい。

 

「クソガキ」を。