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石橋貴明(とんねるず)が時代にただ流されずに見せてくれたゲーム・アニメへの敬意!?

VRゲーム中に見られる人のイラスト(親)

東洋経済オンラインでのラリー遠田石橋貴明評を見て、自分も石橋貴明評をついつい考えてしまい、元々記したかった事があるのでここに書く事にする。

 

石橋貴明YouTubeチャンネルでの東京アラートランなどを思い出し(傍若無人的にテレビでは振る舞うみたいに、上の石橋貴明評に書いてたので)、下調べをよく行う方だとも思い出し、それらと関連性があるか今のところ分からないが、あるテレビ番組での事を伝えたい。

 


日テレでやっていた「とんねるずの生でダラダラいかせて!!」90年代後半放送時の時だった。(2000年代初頭かもしれないが)

俺が見た時はゲーム「マーヴル・スーパーヒーローズ VS. ストリートファイター2」内に参加させる、木梨憲武自身が描いたキャラクターに本人自ら声を当てる。

また公募によるキャラの名前を発表すると言うものだった。

 


その時、同ゲーム内のキャラであるケンとさくらの声優が登場して吹き替えを披露すると言うものがあった。

ケン役の声優が岩永哲哉さんが、アニメ「エヴァ」シリーズに登場するキャラの声を当ててると紹介され、そのキャラの口癖(確か「なぁ~んちゃって」)も披露された。

それからゲームのケンが出す必殺技・波動拳のアニメーションに、実際に使われるのと同じ声を岩波さんが当てる時に、本来「波動拳!」と叫ぶのを本人から「なぁ~んちゃって」って吹き替えするお茶目な一面を発揮し笑わせた。

また「憲磨呂」と言う木梨のキャラクターの名前の発表。ゲームスタッフによる名付け親への大盤振る舞いなプレゼント。木梨自身の「上手いですね」と岩永に評された吹き替えなども放送されたが、自分が一番嬉しかったのはそのゲームのコーナー最後のシーンだった。

 

岩永哲哉氏とさくら役の笹本優子氏がゲーム内のアニメーションに合わせて実際にアフレコする姿が披露され、ものすごくカッコ良かった。

当時はアニメやゲームがとにかくバカにされていた時代なので、最後にこうやって声優の本職を示すものは流さず、岩永さんがお茶目な姿だけ放送されても全然おかしくなかった。

 

当然とんねるずじゃなくてテレビスタッフの良心だと思うが、妙にとんねるずだからこそしてくれた配慮にも感じる。(とんねるずの番組でもあるので、番組に指示もしていたはずなので)

また時代はずっと経ってからの話だが、「とんねるずのみなさまのおかげでした」に水樹奈々がゲストに登場した時の様子が、2ch辺り系のまとめブログで紹介されるのを見た。

そのブログによると石橋貴明水樹奈々のライブにいるファンの動きを再現していじっていたそうだが、批判的な書き込みがあってもおかしくないなかで好意的な意見が多くあった。

 

以上の事から、自分は勝手に「とんねるずはアニメやゲームがバカにされてきた時代においても、きちんと評価してくれた有名芸能人」ではないか?と考えている。

水樹奈々の時は2000年代後半辺りで、この時はアニメ・ゲームがバカにされる風潮が以前よりも結構薄まったと思っているが、それでもバカにされても可笑しくない側面があったと思う。

 

また上のゲーム時の放送は自分はその記憶はないが、男性アナウンサーが笹本さんにセクハラまがいの事を言ったが、石橋とかが注意したらしい。

例えセクハラだろうと、声優は下の存在だからバカにしてOKになるのが普通でさえあった。

それと仮面ノリダーは一般的だけじゃなくて特撮好きにも好評である。

 

だからこれらは石橋貴明が「下調べをよく行う方」だから出来た事じゃないか?と思っている。

下調べをよくしなかったら水樹奈々のファンの再現や仮面ノリダーも、元々その辺りのジャンルが好きな人達には不評だろう。

岩永哲哉さんと笹本優子さんのプロの演技も、放送されなかったのかもしれない。

 

今ではアニメ・ゲームにもきちんと敬意を払う時代だと思う。敬意が元々払われてるものに敬意を払うのは簡単だ。

しかし今バカにされているものにきちんと敬意を払う事もまた大切だ。石橋貴明とんねるず)はそれをしてくれたって言う事かもしれない。

 

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