おっさん、おじさんと言う風潮は、『おばさん』、『ババア』の風潮ほどではない。
おじキュンと言う言葉があります。
おじさまにキュンとすると言う意味で、「私の家政夫ナギサさん」がヒットしたのもあってそれなりに浸透しているかもしれません。
このようにおじさまと言う言葉も萌えと言う意味があると思いますが、「おっさん」「おじさん」と蔑まれてる風潮にすごく腹が立ちます。
単にその世代だからと被害的にそう考えていると言うより、同じ程度に「おばさん」や「ババア」と蔑まれてる訳ではないからです。
また自ら「おばさん」や「ババア」と言ってるのも、自ら「おっさん」「おじさん」程度でもありません。
もちろんそのおっさんやおじさんも自ら「おっさん」「おじさん」と言い、その中で実際、下品なのも多いわけで不快にも感じたりします。
とは言え、例えば上の写真がおじキュンと見られるなら良いと思いますが、『見窄らしいおっさんが写真撮ってるwww』『覗いてんじゃないのwwww』と若い男性・女性から不必要に非難されがちな面があります。
この写真の人がもし中年女性だったら、そう言う人は『見窄らしいオバサンが写真撮ってるwww』『覗いてんじゃないのwwww』と非難できるのでしょうか?
そうやって避難したら中年男性よりも、すぐに『差別』と言う批判が返ってくるのではないのでしょうか?
このように若者や女性の力や主張が強い昨今ですが、反対の属性のような人達を「おっさん」「おじさん」で蔑んでいるなどして、共に同じ土台と言うより自分達とは違う人達と言う見方の方が強いと思います。
同じ土台と言う見方の方が強いなら、上のように言ってるなら逆に「おばさん」や「ババア」と言われようが怒らず、自分で「おばさん」や「ババア」を強調して良いはずです。
また中年以上になると男性達は自虐的な面が強くなりやすくなり、自分達の価値を下げる言い方に長けてるし、また女性に対して特に強く言えません。
それに男性が自分の趣味が邪魔と言う事で、妻に邪険にされるのが笑い話にされていますが、反対に女性が自分の趣味が邪魔と言う事で、夫に邪険にされるのは笑い話とはならず『夫最低』や『差別』と言う見方になります。
男性側も邪険にされて『妻最低』や『差別』を、男性側が叫んでも良いのではないかと思います。(だからこうやって記事を書いています。)
女性が自分の趣味が邪魔と言う事で、夫に邪険にされるのも同様に、笑い話にしても良いのではないのでしょうか?
このように、よく言われているように男尊女卑ならぬ男卑女尊の現実になっているのが世の中です。
しかしその意見は、一方的な被害意識だろと思う人も多いと思います。
確かにそうではないと言い切れません。ですが自分達の今生きてる時代の差別について確認しても良いのではないのでしょうか?
私は今の風潮が、昔1990年後半から2000年代序盤にかけて、アニメ・ゲーム・漫画に対して強い風当たりのあった時期をよく思い出しています。
1997年にフジテレビが新社屋に移った時に、フジテレビの番組をドラマやアニメ、後確かバラエティに分けて特集する番組が連日組まれましたが、その時「アニメ」特集であのドラゴンボールシリーズが確か紹介されていませんでした。(ちなみにワンピースは当時やっていません。)
ダウンタウンがMCをしていてその席に、妖怪人間ベムとかのフジテレビの人気アニメキャラクターを集合させていたパネルを貼っていたのですが、その中にドラゴンボールシリーズがなかったのです。
勿論、幽遊白書など他の新しいほうの同じフジテレビ番組も紹介されておらず、あくまで昔の番組を紹介するのかなと思っいたが、「ドラマ」「バラエティ」では最新のを紹介していたような記憶があるし、とにかくかなり困惑しました。
ですが、そのフジテレビの特番が特別そうではなく、そんな時代だったのです。
(ちなみにその昔はアニメ・ゲーム・漫画に対して強い風当たりのある時代だったと言うのは、私だけじゃなく30代半ば以上でこれらのものが好きならある、共有認識です。)
このように差別風潮と言うのは、何も「おっさん・おじさん」だけではありません。
なお90年代初頭は中年以上の女性を、「オバタリアン」と言ってバカにしていました。
次はその辺りについても書きたいと思います。
(P.S その「次はその辺りについて」について下書き保存していたつもりが、間違えて公開していたようで、それにスターを付けて下さった人がいてありがたいです。
再び下書き保存状態にしていて申し訳なくは感じるのですが、3日ほどお待ちください。)