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常にクリエイターでいたいがアーティスト傾向が高い人間の考えまとめ。自分が読み返して、面白かったりタメになったりしていますように

生徒会長でもある学園一のイケメン! 全校生徒の前でオナラ事件

刑事や推理ドラマ何回か見ている。
正直都市や村の伝説が絡んだり、特殊能力があったり、文を解析する能力に優れているなど。
これら変わった特徴から推理したり、独特な雰囲気を持っていると謳っているものでも、結局普通の人間のいざこざに事件の動機などが落ち着いたり、普通の刑事や推理ドラマになっているじゃないかと思うものばかりだ。

主に「殺人」と言う事件のスパイスでそう言った、変わった特徴に興味を持ってもらおうと言う心理が隠されてるのだろう。

上のは自分の見解違いかも知れなくても、仮にじゃあそんなのをおちょくってストーリーを作るとする。

(ストーリー)
生徒会長でもあり学園一のイケメンは「ぼぉっ、ぼぉっ、ぷーっ」とでかいオナラを全校生徒の集まりの場で3発出した。
今までオナラをこかなかったイケメンは『なぜオナラを出したの?』と問い詰められても「分からない」と塞ぎ込んでしまう。

 

そこでそのイケメンに上手く言葉では言い表せない、特別な感情を抱いているヒロインが、なぜオナラをこいたのか?真相を追求することにする。

 

まず彼女はイケメンの祖父母の出身地に着目することにした。
イケメンの祖父母は島沖県楢多(ならた)島の生まれと育ちで、そこではイモが名産で毎年島沖県に献上していた。

糖度計などが発達していなかった当時、そのイモを試食し味を確かめていた為その数も大量のため尻にガスが溜まっていた。
そのガスをオナラとして噴出すれば良いものの、イモだけを置くスペースを確保できず居間などに置いてきたため、オナラのガスがイモに掛かると商品にならんと伝えられてる。
また汗や土埃など様々な悪臭のある環境下でオナラを出すのは嫌われてきた為、島民はそのオナラをずっと尻に溜め込んでいた。

 

しかし一年に一回、そのオナラを一気に噴出していい日がある。

 

それは毎年行われる島の伝統行事「法獏(ほうばく)祭」で、島の守り神であるテカフヘラが来て抱え込んでいたストレスを一身に受け止めると言う内容だった。
法獏祭が行われるのはイモを全て献上し終わった頃。イモも全て無くなっているため当民達は一気にオナラとして放出される。
その匂いに動物達は苦しみ草木は枯れ、島民達も苦しむがそれ以上に気分がリフレッシュし、これからも健康に生きていけると言う。

 

その祖父母の島と祭りを知ったヒロインは、法獏祭の時期とイケメンがオナラを出した日が重なることにも気づいた。

だからイケメンは楢多県としてのDNAがスイッチとなって、彼のストレスをオナラとして放出したんじゃないか?と。

 

ところがその推理は見当違いかもとヒロインは考え直すことになる。
イケメンは他の学園随一のイケメン達と放課後遊ぶ事でストレスを発散していたと言う。
またイケメンの父母は、法獏祭やイモとは全く無縁の違う場所で生まれ育っている。そして祖父母の子供である母も生徒会長をやっていたようだが、法獏祭の時期と被っても今までオナラを出した事が全くないと言うのだ。

イケメンより祖父母の血を濃く受け継いでいる母が、オナラを出していないと言うのならイケメンがDNAトリガーでオナラを出したとは考えにくい。

 

推理は振り出しに戻ったように見えたが一つだけ分かったことがある。イケメンもストレスを抱え込んでいたのでは?と言うことだ。

それに生徒会長役とテカフヘラは共通する所があると思う。同じように人の気持ちを一身に受け止めているから。
ヒロインは学園随一のイケメン達と遊ぶことでストレスを解消しても、それでも解消しきれない何かがあったのでは?と考え始めた。

また彼女は次にオナラを出すメカニズムについて注目してみた。


そしてそのメカニズムの中に引っ掛かる項目があった。「肉類を食べ過ぎ、トイレを我慢する」とオナラをこくようだ。

肉食女子と言う言葉があるように近頃は、肉ばっかりを敢えて取る女子が増えている。

それは女はおしとやかと言うイメージを壊したい女子達の考えから来ているようだが、イケメンに対しても肉食を求めていると言う。

野獣系イケメンの例外を除いては、イケメンは『草食系男子』と言うイメージを守りながら肉をよく食ってほしいようだ。

  

元々野菜をメインに摂っていた学園一のイケメンだったが、周りの(女子達とそれに同意する男子)そんな価値観に合わせないといけなくなり、肉類を食べ過ぎるほど食べたと言う。

そしてイケメンはトイレをしてはならないと言う考えにも押さえつけられていたと言う。どうやら学園一のイケメンがウ○コをすると、「どんな匂いがするんだろう?」と女子達が会話の種にしていたと言う。

 

そう言った「肉類を食べ過ぎ、トイレを我慢しないといけない」ストレスで学園一のイケメンは、あの場でオナラをこいたのだ。

事実が判明したヒロインは、そのイケメンに寄り添おうと心に決めた。