「新世紀エヴァンゲリオン」で人の心は変わったか?
問題を起こした人に対して徹底的に叩く傾向はいかがなものでしょう。自分は名前も顔も素性も隠す、批判を逸脱した侮辱行為。ネットだとなぜ高慢な人格になるのか、ここまで他人を見下せる自己評価の高さに驚く。実際はモラルに厳しい人ほどモラルが欠如している、そこを本人が全く気づいていない。
— スマイリーキクチ (@smiley_kikuchi) June 7, 2018
TwitterのTLで流れたリツイートだけどまあ祭り感覚で叩いている人大多数だよねと感じる。
事件とかに関する書き込みやコメント欄で、下世話な内容がかなり多い。
実在の人間達がそうやって裏に気持ちを隠していたり、また叩きムードの祭りに乗っかってやっていると思うと恐ろしい。
でそれはネットに限らずに自分のリアルの世界にいる人も、そうやって叩いてる人もいるわけで・・・。
なぜ?そのようになるのか?まあ「ストレス解消」も理由のうちに入るんだろう。
俺は一回そう言う現代を描写した作品で荒療治が出来ないかな?と思う。
「新世紀エヴァンゲリオン」が流行ったのは、色んな知識をこれでもか披露したり、また当時の世相を反映したからだと言われている。
その当時の世相とはリアル世界で、人の本音があからさまに出ている事だった。
例えばある大人気ダンスグループが自分達のデビュー曲をテレビで披露した時、「誰も知らない曲だからお客さんが盛り上がらなかった」(「拍手していなかった」まで言ってたっけ?)」と言ってたし、
別にスキャンダルでなくても、バラエティ番組で芸能人がある芸能人を批判していると言うのが普通にあった。
こう振り返ってみるとまるで今と変わらないような感じだけど、配慮と言うのはその時代のほうがなかったような気がする。
(少なくともバラエティ番組で「あのアーティストは大したことない」とは言わない。)
それで「新世紀エヴァンゲリオン」ではあるキャラクターが別のキャラクターへの批判や本音をいない所で口にし、別のキャラクターがいる場ではそれを言わなかったり、逆にぶつけたりとかした。
「新世紀エヴァンゲリオン」が一大ブームメントになったのは、確実に言った部分も支持されていたわけで、自分達の気持ちを整理するのに繋がったのかな?と。(自分もそう言った部分が当時ありましたね。)
まあ自分の仮説が合ってるかは分からないけど、少なくともきれいな作品を見続けてもらっていたらそれで、実在の人間達の気持ちが優しくなるわけではないのは確かなんだろう。
2011年3月11日に起こった震災で、「人と優しい繋がり謳ったCM」ばかりが流れてもそれで人達が優しくなったか?と言うと、あれから7年経った今そうでもないし、「新世紀エヴァンゲリオン」のような荒療治であっても何かしらの特効薬を求めているし、自分も作りたいと思っている。