idea part

常にクリエイターでいたいがアーティスト傾向が高い人間の考えまとめ。自分が読み返して、面白かったりタメになったりしていますように

売れたい場合、クリエイターとアーティストの違いを考えるのはそれほど意味はないかもしれない

クリエイターとアーティストの違いは言うと、
クリエイターは時代(人)が求めているものに応えて、それプラス何かを付属する人で、アーティストは自身の個性を尊重する人だと思います。

とは言え村上隆やアンディー・ウォーフォルなど大成しているアーティストと呼ばれる人(彼らが自分達をどのように呼んでるか?は一先ず置いておきます)は、
時代(人)が求めているものに応えている、もしくは符号しているわけです。

そうするとクリエイターとアーティストの境界線はあやふやになります。
彼らの作品は見れば凄みが感じられると思いますが(両方の作品一応生で見ています)、クリエイターの作品もそうかもしれない。

続・イラストレーターになるには – 序章「イラストレーターは職人であれ!」 | Genki Wi-Fiには、

『日本においては一般的には意外なほど認知されておらず、クリエイター(志望)の人でさえ、その区別や定義を説明できないことが多いのが現状です』
と書かれていますが、私も正直そう言う人です。


またこれはクリエイターの作品だ、これはアーティストの作品だと区別して両方の商品を買う事がかなり少ないんじゃないか?と思います。

実際にそれみたいな事は何度も聞きますし、アーティストの絵が段々売れなくなっていると、ギャラリーの方から聞いた事があります。

意識することなく、アーティストの作品もクリエイターの作品も分け隔てなく買ってるとしたら、
クリエイターのように需要に応えている訳ではない作品でも、もっと売れてるはずです。

 

しかしそれでも売れたいとクリエイターやアーティストは思うわけですから、クリエイターやアーティストの違いについても悩んでいます。
取り敢えずどっちにしろ需要に応えたり今の時代に合ったり、またこれ好きです!と歓迎されないといけないのは確かです。

しかし「これ好きです!」ならともかく、需要に応えたり今の時代に合っているつもりでも、売れない事があります。

 

よってそれを打破する手段の一つとして、バックグラウンドを作ったり引き出したりすると言うのがあります。

 

例えば西野亮廣などが言うには、ペナントが売れるのは、その旅行地に行ったと言う思い出(バックグラウンド)があるからと言います。
正直ネット通販でペナントが売られていても、関連の場所などに思い入れのない人が、デザインに興味をもって購入すると言うのはかなり珍しい例なんでしょう。

 

先程の引用サイトを見ても、ピカソゴッホの絵が高額で取引されているのもバックグラウンドがあるからと言えるはずですし(有名な画家で飾っておきたいと言うのもバックグラウンドになります)、バックグラウンドがないものはありません。

しかし売れてないならその分バックグラウンドがないのでそれを作る必要があるのですが、恐らく元々あるバックグラウンドに乗っかるなど、作るのは簡単な事のはずです。

土産物屋なら、そこに関連した自分の絵のポストカードを置いてもらって、買って頂けると言う感じにです。

 

とにかく作品に関するバックグラウンドは作るのは元々ある創作秘話を見せるなど、思ってるよりも難しいものではないはずです。

ただまどろっこしいのは間違いないでしょうし、簡単には直結しないかもしれません。

私は前にTシャツデザイナー二人に対して(一人は売れてるのは分かります)、ブログを書かれてますがそれが売上に繋がっていますか?と聞いた事があります。
そしたら二人とも売れていませんと話しました。
もしかすると謙遜しているだけかもしれませんが、そうであるのは予想が付きます。

なぜなら自分が消費者の立場で考えたら、大体感覚的なもので分かるものです。
旅行先の土産物屋と言う特別体験ではなく、ブログ見るのは普通の行動ですし、それですぐに買いに走るのは基本的にはありません。

直結の低さはしょうがないと思いますし、差はあります。

集客率の高い展示の時は、売店コーナーは人で溢れているのは経験上分かるわけで、これは展示と言うバックグラウンドが、購入に直結しやすくなっているわけです。

とは言え濃いバックグラウンドにするか?薄いバックグラウンドにするか?は土産物屋でもブログでも関係ありません。

それを次回で考えていきたいと思います。