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常にクリエイターでいたいがアーティスト傾向が高い人間の考えまとめ。自分が読み返して、面白かったりタメになったりしていますように

インターネットが下らなくなったと感じるのは、ちゃんとお金で支援していなかったから?

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嫌儲と言う言葉がありますが、お金を稼ぐのを嫌うの意味があります。

今は昔よりもなりを潜めていると思いますが、私は「お金を稼ぐのを嫌う」のと「お金を稼ぎたい」の気持ちどちらも分かります。

 

まずお金を稼ぎたいについて2000年代初頭やその直前の時代、私はブルーオーシャンのネットの中において自分の作品を作ることでお金を得ようとやってきていました。

その中で今と違って分かりやすさよりも個性を見られるのが主流でした。

また個性的なコンテンツは探しやすく、Webサイト自体もそうでそれ自体が、一つの作品と言った感じで刺激を受けていました。

(上の画像は、その時代において私が作った今は残骸となったものです)

 

そして個性的なものを作る人はお金儲けは考えてない人が多くいたと同時に、私のように個性を出すことでお金を稼ぎたい人も他にいたはずです。

自分の作品も一定数の人から絶賛されていました。ところがお金を稼ぎたいと言ったら、途端反対されました。

それが言わば「嫌儲」にあたるわけですが、絶賛されている個性でなぜ稼いだらいけないのか?は分かりませんし、その考察は一旦置いておきます。

 

しかし「お金を稼ぐのを嫌う」気持ち分かります。

お金を稼ぐのなら一定の法則のようなものが出てきます。

You Tubeならテロップで目を引きつけたり、最初の数秒でターゲットに合わせてキャッチーに作るとかそんな感じです。

その一定数の法則でみんなが従えばその分個性が薄まりますし(自分が稼ぎたいと言ったら反対された理由は、稼ごうとして個性が薄まるとかではないはずです。)、またお金儲けでコンテンツを作る人達が出てくるので、なのでお金を稼ぐのを嫌う気持ちも分かります。

 

また個性が見えやすかった時代から、インターネットでお金を稼ぐ手段が増えたり、一般浸透度も上がるようになりました。

私みたいに個性が感じられないと不満を持つ人は、もしかすると個性を発揮する事でお金を稼ぎたいと思っていた人に、お金で支援しなかったからそうなっていると言う側面があるのではないのでしょうか?

 

個性的だと思った話題となった

www.sokusenryoku.me

ですが、どこかのページでの本人インタビューによると、当時ネットで流行っていたものを取り入れまくったようですが、実際に就職と言うお金を得る手段を得てるから今もページが生きてるものの、もし就職とかなかったら、個性的だった他のWebサイトのように消えていてもおかしくありません。

 

お金を頂けると言うのはモチベーションになり、また生活をしていかないといけない中でお金を儲けられたらWebサイトを作ることがその営みとして組みやすくなります。

(お金を稼げないのに続けるのはキツい話しです。)

 

それと初音ミクなどのボーカロイドが台頭してきた時に「嫌儲」を自分は聞くようになったのですが、あれは嫌儲」と言うのを上手くクリアして日本の音楽を形作ったと思います。

 

初音ミクも企業やユーザーが支援してなかったからほぼ間違いなくその文化が消えていましたし、「お金を頂く」と言うのは強力なバックアップです。

今波に乗っているYouTuberも専用事務所がありますし、お金に限らず自分が気に入っているものが何かを求めている場合、それを上げるようにしないとお金儲けで始めたものに、より埋もれやすくなると思います。

 

世にあるコンテンツが面白くないものばかりが見つからないように、なるべくお金で支援していきたいものです。(もちろん「欲しい」とか言ってる人だけに対して)

とは言え、そのお金も透明から不透明なものまで色々あるので、受け取る側も気を付けないといけません。