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常にクリエイターでいたいがアーティスト傾向が高い人間の考えまとめ。自分が読み返して、面白かったりタメになったりしていますように

ロフトの消えたバレンタインデー広告は、その分世界を平和じゃなくしたのか?

ロフトのバレンタインデー用の広告が、女性軽視だと問題になっているようです。

またそごうの正月用の広告も女性軽視だと騒がれた事がつい最近ありました。

なぜ炎上しそうなものを売り上げダウンしそうなものを商戦時期に?と思いますが、ここでは言及しないでおきます。


ロフトの内容は女の人同士のギスギスな関係を描いていると言うものですが、それに限らず現実のダークな面を描いた作品はありだと思っています。


なぜなら「綺麗なものばかり取り扱っても世の中良くならない」的なことをビートたけしが言っていたらしいのでなるほどなーと思ったからです。

(実際に言っていたかは、ソース不明のネットからなので知りません。)


ただダークな面を描いた作品によって、現実のそれを思い出して悪影響になる事があるのかもしれません。


例えば私の場合、子供の頃の悲しい思い出を表現したようなショートフィルム的映像を見た事によって、現実のその部分を強く意識するようになりました。


またロフトの広告の例だと、それを見た女の人が自分のギスギスした人間関係を思い出し、意識するようになったから前より余計にギスギスした人もいるかもしれません。「余計なことしてくれたな」と言う感じかもしれません。


そう言った悪影響は、ダークな面を描いた作品がなかったら出ないかもしれませんし、明るい内容の作品だけあれば良いのかもしれません。


しかし私達は、明るい内容の作品だけを求めている訳ではありません。

サスペンスものやドロドロした人間関係を描いた作品に人気があるのが、その証拠です。


ただそう言ったダークな面を描いた作品の供給があるから、需要が発生しているとしたら、日本に限らず世界中で無くすのはどうでしょうか?


供給がなければ、やがて明るい内容の作品だけを、自然と求めるかもしれません。

すると、ダークな面のを描いた作品によって負の部分を思い出したり、気にすることが無くなり、平和な現実世界が生まれるかもしれません。


しかしこう言った事がありました。

Perfumeのライブを観に行った直後、乗り込んだ電車にツアーTシャツを着た若い男が入ってきました。

その男も綺麗な世界観のPerfumeのライブを観たはずなのに、電話口で「あいつを攻撃したらSNSからいつの間にかいなくなった」と楽しそうに話していました。


その男はいじめる側を描いた作品を見て、他人を攻撃するのは楽しいと思ったのでしょうか?

それとも世界中は綺麗な世界観の作品だけあれば、いじめは無くなるのでしょうか?