秋葉原無差別殺傷事件の犯人の加藤智大の特集を見て

ザ！世界仰天ニュースの加藤智大の特集を見た。

その人の書いた本について興味はあるけど、とりあえずそのVTRでの内容の範囲内で書く。

彼が秋葉原で殺傷を起こすまでの色んなバッググラウンドを語っていたが、

半月駐車場で生活をしていたところ、警察に優しく声をかけられたり、駐車場料金が払えない中、駐車場管理会社の人から「年末までに返してくれればいい」と伝えられたり、人の暖かさに助けられたという。

など人に優しくしてもらった事が何度もあった。

ところが孤独に陥る事も繰り返し起こり彼は殺人に走った。

自分としてはあくまでそのVTRだけでの判断だけど、もっと人の優しさに注目していたらと思う。

彼が事件当日、計画を実行するためにナイフを買う時も、そこの店員との何気ない雑談のやり取りが嬉しかったと言う。

彼は人の精神的な温もりに喜びを感じていたし、それを糧に生きていこうとすれば良かったんじゃないかと思う。

自分からしたら、派遣会社に登録して働いたり、車の免許を取ったりする事自体が勇気がいることなのですごいと思う。

そうやって行動出来るのなら、確実に何度も人に良くしてもらったはず。

番組でのタイトルの『身勝手な孤独感』とは、人の優しさに何度も触れているのに勝手に孤独を感じていると言う意味なのだろうか?

番組中では、池田美優が「（加藤智大は）悪い事だけすごく行動力がある」と言ったのはあんまり過ぎると言って良いと思う。

別に自分は深く傷付いたとか、自分について言われてるとかあまり感じてないけど、加藤智大みたいに精神的に追い込まれ、

そでも一社会人として行動している人に【そう言うのは褒められるべきじゃない。大した事じゃない】と言ってるようなものになると思う。

自分は殺人と言う風に転化しないが、加藤智大みたいな人は沢山いる。

その中でどうやって救いを求めるかが重要で、こうやって記事を書いてるのが誰かの救いになればと思っているからしている。

加藤智大に限れば掲示板でそう予告したように、ナイフを購入した店で「人、殺すのを考えてます」と言って通報してもらえれば良かったと思う。

そうすれば死刑にはならないし、弟や家族も少なくともあんな8人も殺すとかのと比べて、大分苦しまなくて済んでいたと思う。

それともあの時店でそう言っていたのだろうか？　もしそうだったら逮捕の時「誰か止めてくれればよかったのに」と言ったように、

人が止めていれば良かったのだけど。

「○○すれば犯罪だ」や「〇〇は重大な罰則になる」は確かに抑止力にはなるが、

世界にある”してはいけないと分かっているけど止められない”と言う、追い込まれた気持ちを人が救う。自分で救う事に気持ちや行動に向けるのは、

犯罪や犯罪と言うものではない、例えば不倫（笑）の発生数を大分減らせる事になると思う。

『人の優しさを何度も感じているけど、それでも人を殺したい』

追い込まれていて、そう思うのなら救われるべき。

追い込まれてはいなくて、自分が自堕落でかなり具体的に考えているなら犯罪を起こす前に逮捕されるべき。

その２つに違いがあるかは分からない。もしかするとないのかもしれない。

いずれにしても、声に出してそれを聞かないと分からない。

加藤智大の場合はネットの掲示板でそれを言ったが聞いてようが誰も止めず、ネットだけに執着せずに実際の声で「人を殺します」と言えば良かった。

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